④ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ《上巻》
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「あらすじ」
心優しき宇宙人というあだ名を持つ、非凡な脳神経内科医リチャード。その一人娘であるブリジットは、精神科医を目指す医学生であり、少々情緒に疎い無機質な女性でもあった。
父ほどではないが少々クセのある彼女の胸をジリジリと焦がさせていたのは、野犬のような雰囲気をどことなく漂わせる若者、ペルモンド。
とんでもなく気難しい彼は、不思議な生態を持っている。ある場面では破格の頭脳を披露する一方で、日常の記憶力はダチョウ並み。パニック発作は日常で、ときには統合失調症ないし薬物中毒、またあるときには多重人格であるかのような振舞いを見せることさえあるという。
彼の家にワケあって居候しているブリジットの友人シルスウォッドは、家主であるペルモンドに振り回されっぱなし。それでも、てんやわんやながらも賑やかで楽しい時間が流れていた。
だが、どこからともなく現れたアバロセレンという脅威が彼らの日常をかき乱す。ペルモンドは「とち狂った学生」から一転、世界中の注目を集める「世紀の大天才」に仕立て上げられてしまった。
取り乱したペルモンドは「助けてくれ」とブリジットにすがりつくが、その彼の真意は……?
――長編SF小説シリーズ「空中要塞アルストグラン」第四弾!