音楽

デジタルアルバム「ク​レ​ド」公開しました

デジタルアルバム「クレド」を、新曲「クレド」の公開と共にリリースいたしました。

この「クレド」という歌詞そのものは、2023年の前期に書き溜めたもののひとつで、つまり数カ月ほど寝かせていたものでした(そして曲を作り始めるより前の仮題は「thriskeía」だった)。

今年はまあ、そんな感じ。「曲に昇華できていない歌詞がたくさん溜まっている」という傾向にあります(我ながらラディカルだなと感じられる作品が多く、公開するのが躊躇われているという側面もある)。その一方で、7月以降は色々と気を揉むことがあり、怒りのままに歌詞を書いてそのまま曲にした、みたいなものが2曲も誕生しているという現象も起きている。

Shoes」は特に過激だったかもな、と。エンパワーメントならぬ「怨(えん)パワーメント」である。

キャンセル・カルチャーとは「今まで”世間”に踏みにじられてきた者たちが起こす、強烈な抑圧に対する強烈な反撃であり、世間に対する恨みの念を込めた復讐劇である」だなんて話を聞いたことがありますけども。いやー、当事者の側に立つと本当に「世間様への恨み」「復讐」という言葉が身に染みて分かるようになった。自分は本当にこの社会を憎んでいたのだなと。そして、怒りの念を表明するぐらい許されたっていいだろ、という瞋恚がぐつぐつと燃え滾って……実は今も収まる気配はない。

表面上は抑えるよう努力をしていますがね。……まあ、ネガティブな話題はこれぐらいにして。

今回のアルバムは怒りに任せた過激な曲を含んでいたりもしますが、ちゃんと「らしい曲」も入れてます。浮遊感があって、やんわりと不穏な感じで、背筋がゾワゾワしそうな曲とでもいうんでしょうか。そういうのも入ってますよ。

実を言うと、最初はそういう「らしい曲」のみで構成しようかなと考えていたんです。でも、まあ、そうはならなかったので、当初予定していたアルバムのタイトルを変更して「クレド」という名前でのリリースとなりました。

「Garnet Rings」及び「the flow」の二曲を除き(※この二曲は小説がモチーフの曲なので)、それ以外の曲は良くも悪くも己の「クレド」がにじんでいるような気がしてます。それも、アルバムのタイトルを急きょ変更した理由のひとつです。

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そんなわけで、よろしくお願いいたします。

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